こんにちは。あんです。
先日、簿記2級のネット試験に合格しました。
今、簿記3級と2級はネット試験が可能です。
ネット試験といっても、自宅から受験できるわけではなく、特定の会場での受験になります。
決まった日ではなく、自分の都合のよい日を事前に選んで受験できるのは、とても便利ですよね。
IT系の試験では、ほとんどのベンダー試験がこの形式なので、私自身は慣れた形式でしたが、冊子形式での受験しか経験がない方には少し戸惑うかもしれませんので、受験当日の様子をお伝えします。
合格までの勉強方法はこちら
簿記2級ネット試験(CBT)の申し込みから受験まで
商工会議所のWebサイトから事前に会場を予約
まずはWebサイトから申し込みを行います。商工会議所ネット試験施行機関の一覧から受験したい地域を選んでいくと、会場の一覧と受験可能日の情報が表示されます。
https://www.kentei.ne.jp/33013
ちなみに、私は、9月に11月の受験日の予約をしましたが、12月までの土日祝開催はすべて埋まっていて絶望しました。
まだまだ、簿記のネット試験は始まったばかりなのか、会場数も受験日も少ない印象です。
早めに予約しましょう。
また、Webサイト上から日程変更やキャンセルも可能です。
試験日の3日前まで日程変更可能なので、社会人にはありがたいです。
登録が完了すると、受験情報や持ち物が記載されたメールが届きます。
受験前日にもリマインドメールが届きますが、受験票はありません。
この点は、従来の簿記の試験とは違うところなので、注意が必要です。
当日は、写真付き身分証明書と電卓を持っていく
持ちものは、受験申込のメールに記載されているものです。
今は、マスクも必須になっています。
会場についたら、まずは受付
だいたい、15分くらい前につくように会場に向かいます。
会場についたら、まず受付の前にトイレに行っておきましょう。
受付後でもトイレいけるけど、先に行っておいた方が、あとの流れがスムーズになります
会場の受付に行くと、受験科目と名前、身分証明書の提示を求められます。
その際に、受験にあたっての注意事項の用紙を渡され、内容を確認&サインをして、荷物をロッカーに入れたら、そのまま試験会場に入る流れになります。
持ち込み可能なものは、電卓のみです。
受験時間の前に行っても、時間ピッタリまで待っているということはありません。
準備できたら、時間より多少早くても、受付の方が中に入れてくれます。
時間まで心の準備をするつもりだったりすると、どうぞーと言われて慌てます
ハンカチなどもNGなので、会場入り口に置いてあるティッシュペーパーを数枚持っていきます。
だいたいどの会場にも入口にティッシュペーパーが置いてあります
また、試験会場に入るタイミングで、2枚のA4の用紙とボールペン2本が渡されます。(ボールペンは、会場によっては席に置いてある場合もあるようです)
試験場所の扉を開けて、自席に着席
会場はだいたいPCが20台くらいおいてあって、隣の人との間は、仕切りで仕切られている会議室のようなところです。
すでに、受験中の方もいるので、静かに入ります。
基本的に、CBT試験の場合は、複数試験科目に対応していることが多いので、周りの人はまったく別の試験を受験しています。
同じ科目を受験している人もいますが、ネット試験なので隣の人と同じ問題ということはありません。
自席まで、そーっと入っていきます
PC画面で、受験番号を入力し、試験スタート
自席につくと、耳栓が置いてあります。
近くの人の電卓音などが気になる方は、試験開始前に耳栓を使用しましょう。
PC画面に試験科目が表示されてますので、簿記2級を選択し、会場で渡された受験番号・パスワードを入力します。
自分の名前が出てくるので、確認して、試験スタートです。
試験は、画面下に問題番号の切り替えができるボタンが出ているので、切り替えながら、テンキーを使って数字を入力します。
一部は勘定科目を入力させる問題もあるので、その場合はキーボードで入力します。
私は、1問目の仕分けの問題がパッとみて複雑だったので、最初に問題4の工業簿記の仕分け問題からやりました。
終了後、結果印刷ボタンを押して、試験終了
試験時間終了前に試験が終わってしまった場合は、画面内に「試験終了」ボタンがありますので、そのボタンをクリックします。
試験時間ギリギリまで解いていた場合は、時間経過すると画面に「試験終了」のダイアログが出て、入力できなくなりますので、「OK」ボタンを押して、試験終了です。
この後、しばらく待つと結果が画面に表示されます。
その場で結果が出るのが、ネット試験の良いところでもあり、悪いところでもあります。
1分たらずの待っている時間が、心臓バクバク
結果が出たところで、「結果印刷」ボタンを押して、印刷するところして、退出です。
印刷をせずに、そのまま退出していい会場もあります。
自分の受験会場の対応がどうなっているかは、当日配布される資料に記載されていますので、試験が終わったタイミングで確認しましょう。
静かに扉を開けて、再び受付へ。
持ち込んだ説明書や使用済みの下書き用紙などをすべて持って、受付に行きます。
受験結果の用紙を渡されて、終了です。
コインロッカーから荷物を出して、帰ります。
あっさりしたものです
合格証は届きません
ネット試験の場合、合格しても合格証書は届きません。
その代わり、最後に印字した結果用紙に2次元バーコードが付いているので、そこから合格証書のPDFをダウンロードします。
会社などに提出が必要な場合は、それを自分で印刷する方式のようです。
ネット試験(CBT方式)になれていても、事前にやるべきこと
パブロフのテキストについてくる模擬問題は本番と形式が近いのでおすすめ
私は、商業簿記2級のテキストとして、【パブロフ流でみんな合格日商簿記2級テキスト&問題集】を使用してたのですが、この巻末のおまけについてくる購入者特典がとてもよかったです。
ネット試験の模擬試験になっているのですが、模擬サイトの作りが本番とほとんど同じです。
パブロフ流シリーズを購入した人は、ネット試験の体験は本番前に一度やっておくことをお勧めします。
簿記教科書 パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集 2021年度版
簿記のネット試験はまだ始まったばかり
簿記のネット試験は、2020年から始まったばかりで、まだネット試験の方が簡単で合格しやすいとのうわさです。
私自身は、通常の集合型のテストを受験していないので、どちらが合格しやすいかはわかりません。
ただ、ネット試験は、紙に直接計算結果を記載したり、チェックしたりすることができないので、ケアレスミスをしがちです。
その反面、画面をずーっとスクロールしつづけていくような、資料が複数パターンある問題は出しにくいので、多少難易度は下がるのかなと思ったりもします。
このあたりは、今後もどんどん調整がされると思いますので、問題の傾向も変わってくるかもしれませんね。