あまり長くなく、軽めの映画がいいなぁと探していたところ、この映画を見つけて観に行ってきました。全編85分。2時間越えの映画を観る体力は今の私にはないので、ちょうどよかったです。
エイブのキッチンストーリーあらすじ
ブルックリン生まれのエイブは、イスラエル系の母とパレスチナ系の父を持つ。文化や宗教の違いから対立する家族に悩まされるなか、料理を作ることが唯一の心の拠りどころだった。誰からも理解されないと感じていたある日、世界各地の味を掛け合わせて「フュージョン料理」を作るブラジル人シェフのチコと出会う。フュージョン料理を自身の複雑な背景と重ね合わせたエイブは、自分にしか作れない料理で家族を一つにしようと決意する。果たしてエイブは、家族の絆を取り戻すことができるのかー?
公式サイトより https://abe-movie.jp/
公式サイトの男の子が卵を割っている画像がほほえましい感じだったし、
料理を作る映画なんだなと思って観に行きました。
宗教とアイデンティついて考える
料理の話ではあったものの、どちらかというとユダヤ系とイスラム系の両親の間に生まれた少年と家族の宗教観の話でしたね。(両親はそのため無神論としています)
家族(両親と、祖父母)が集まるといつも宗教の問題で大げんかするのを何とか料理でつなぎ合わせたいと頑張るエイブくんの苦悩といったところでしょうか。
呼ばれる名前もそれぞれの文化圏によって異なり、父方、母方それぞれの親族が別の宗教を持ち、信じる神が異なる。
まずは、どちらの一度受け入れてみるというエイブくんの柔軟さと優しさは彼自身を苦しめていきます。
家族がみんなそれぞれ違うものを信じていて、
エイブくんには何を選んでもいいと言っているのですが、それってすごく酷なことですよね。
まだ12歳なのに。。
私だったら、自分って何?って悩んでしまうなぁと思いました。
エイブのキッチンストーリーの感想
キッチンストリーという割には、料理シーンが浅かったなというところでしょうか。
登場人物とのつながりをもっと深堀して欲しいとか、最後そんなに簡単に収まるか!?
とか、思うところはありますが、85分の中では致し方無いでしょう。
日本人ではどうしても理解するのが難しい宗教の問題です。
神道と仏教が多くを占めている日本では、そもそも一神教は理解しにくいですね。
多分この映画の中で語られている宗教問題の半分も私には理解できていないでしょう。
(ユダヤ教とイスラム教の根深さは作品内での説明はありません)
それても、観に行ってよかったなと思う映画でした。
エイブのキッチンストーリーを今から見たい・・・
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