【映画感想】TOVE/トーベを観てきました(ネタバレ注意)

cinemaライフスタイル

こんにちは。あんです。

ちょい久しぶりに映画を観てきました。

ムーミンの作者、トーベ・ヤンソンさんはご存知でしょうか?

「TOVE/トーベ」は、そのトーベ・ヤンソンさんの半生を一部脚色して描かれたす。

私自身はドキドキ・ハラハラするような映画は苦手なので、ムーミンの作者の人の半生だったら、ほのぼのと観れるかなぁと思って観に行ったら、結構裏切られました。

もっと濃い、トーベヤンソンさんの約10年間の生き様を見せつけられました。

あん
あん

ドキドキハラハラはしませんでした

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TOVE/トーベ公式サイトのあらすじ

1940年代のフィンランド、ヘルシンキ。彫刻家の娘トーベは画家をめざすが、密かに妖精たちを主人公にした絵物語を描き始める。いつしか戦争は終わるが、トーベは父や美術界のことなど思い悩む毎日を過ごしていた。そんなある日、彼女はある男性に出会う。

公式サイトhttps://klockworx-v.com/tove/

もちろん、嘘ではないけど、そういう話じゃなかったというのが私の感想です。

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TOVE/トーベはそもそもムーミンの映画ではなかった

ムーミンのイメージ

勝手なイメージで、もっとムーミンについて触れられている映画なのかと思っていました。

ムーミンについてはもちろん触れられていますが、どちらかといえば、トーベヤンソンさん自身の芸術家としての生き方や悩み、恋愛についてがメインとなっています。

物語の前半は、ムーミンのイラストが少し出てくる程度で、彫刻家の父親からそれは芸術ではない。と誹りを受ける対象です。

物語中盤では、ムーミンを舞台化するシーンなどが出てきますが、それも、当時の恋人であった女性との恋愛の一つのトピックスとしての描かれ方をしています。

ですから、ムーミンの制作秘話が観れると思っている方にとっては、肩透かしを食らう内容になるかもしれません。

ムーミンが世に出たのも、生活のためでした。

ですが、ムーミン谷の登場人物たちはみな一癖あり、生きにくい世のなかに対するトーベさん自身の主張が感じられます。

今、こんなにムーミンが人気のキャラクターになっているというのは、トーベさんにとっては不本意かもしれないですね。

トーベヤンソンという女性の生き方

画家

どちらかといえば、この映画は画家として挫折した女性の自由を求めた生き様について描かれた映画でしょう。

公式サイトのあらすじでは「・・・ある男性と出会う」となっていますが、実際は「ある男性と出会い」、その後「ある女性と出会う」物語です。

売れっ子彫刻家の父親の元、なかなか認められない画家であるトーベヤンソンが、実家を出て、貧しい生活の中、自分の自由を信じて自分のアートを求めていく、熱い情熱がある女性として描かれています。

常にタバコをプカプカ吸い、お酒を飲んでいる姿は、現代の可愛らしいムーミンのイメージからは少しかけ離れていますが、当時の少し寂し気で少し怖い印象のある「ムーミントロール」の印象には合っています。

また、「ある男性」ことスナフキンのモデルのひとりといわれるアトス・ヴィルタネンと、「ある女性」であるビフスランのモデルになったヴィヴィカ・バンドラー。

この二人の間で揺れ動く、愛の行く末も見どころのひとつです。

正直、私はトーベヤンソンさんが同性愛者だということを全く知らなかったので、映画館で「っと、そういう話だったのー!?」と心の中でびっくりしました。

あん
あん

女性同士の同性愛表現が苦手な方は、鑑賞注意です。

当時、フィンランドでは同性愛が法的に禁止されていたというのを、映画を観た後に知りました。

このことを知って、映画を思い返すと、 また受ける印象が変わりますね。

この映画がお勧めの人、お勧めじゃない人

ムーミン谷の物語が好きで、子供の頃読んでいたという人なら、いい意味でも悪い意味でも裏切られる作品ですので、ぜひ観ていただきたいです。

ムーミンのキャラクター好き♡にょろにょろが可愛いっていう方には、お勧めしません。

あん
あん

にょろにょろは出てきません。

全体的にゆったりと空気が流れていって、山谷がある話ではないので、観る人にとってはつまらなく感じるかもしれませんが、その分人間描写が細かくて、雰囲気を味わう映画が好きな人にはお勧めですよ。

映画の中で、舞台化されていたムーミン谷の物語


新装版 ムーミン谷の彗星 (講談社文庫)

トーベヤンソンさんの人柄が気になった人は↓


トーベ・ヤンソン 人生、芸術、言葉

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